歯が黄ばんでいると清潔感が損なわれ、第一印象が悪くなってしまいます。
そのため、「綺麗な白い歯になりたい!」「歯の黄ばみをとりたい!」と思っている人も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、成人男女200人を対象に実施した「歯の黄ばみ」に関するアンケートの調査結果をもとに、歯の黄ばみの原因や対策について詳しく解説いたします。
「歯の黄ばみに悩んでいる…」という人は、ぜひ目を通してみてください。
9割以上の人が歯の黄ばみを気にしている
今回、成人男女200人を対象に「自分の歯の黄ばみが気になることはありますか?」というアンケートを実施しました。
アンケートの結果は以下の通りです。
実に9割以上の人が歯の黄ばみを気にしているという結果になりました。
歯の黄ばみは、多くの人にとって悩みの種となっていることが分かります。
歯が黄ばむ原因
では、どうして歯が黄ばんでしまうのでしょうか。
実は、歯が黄ばむ原因は、大きく分けて内因性と外因性の2つに分けられます。
ここでは、それぞれの原因を詳しく解説します。
内因性
まずは、内因性の黄ばみの原因を解説します。
遺伝や生まれつきの色
歯の黄ばみは、遺伝によって左右されることがあります。
歯の色は、エナメル質(歯の一番外側を覆っている硬い層)の厚さによって決まります。
遺伝的にエナメル層が薄い人は、内部にある象牙質の色が透けやすく、結果的に歯が黄ばんで見えるのです。
また、日本人は元々エナメル質が薄い人が多いので、歯が黄色く見えやすいとされています。
加齢
加齢も歯が黄ばむ原因といえます。
歯は年を重ねるにつれてエナメル質が摩耗するため、中の象牙質が透けて見えるようになってしまうのです。
外因性
歯の黄ばみは、飲食物や生活習慣などの外的要因で引き起こされることもあります。
続いて、外因性の黄ばみの原因を解説します。
コーヒーやワインなどの飲食物
コーヒーやワイン、紅茶などの飲食物には、歯の黄ばみの原因となる成分が含まれています。
主な原因として挙げられる成分は「ポリフェノール」です。
ポリフェノールは健康に良いとされている一方、歯の黄ばみを引き起こす原因となってしまいます。
ポリフェノールが歯のエナメル質を覆う「ペリクル」という成分と結びつくことで、「ステイン」と呼ばれる歯の着色汚れになってしまうのです。
タバコ
タバコも、歯の黄ばみの原因になります。
前述したペリクルは、タバコに含まれる「タール」とも結合しやすいため、タバコを吸っているうちに歯がどんどん黄色くなってしまうことがあるのです。
喫煙歴が長かったり、1日にタバコを吸う本数が多かったりすると、それだけ歯が黄ばみやすくなるでしょう。
磨き残し
磨き残しも、歯が黄ばむ原因といえるでしょう。
毎日の歯磨きが不十分だと、歯に残った食べかすを元に細菌が増殖してしまいます。
細菌の塊はやがて歯垢(プラーク)となり、この歯垢が石灰化すると歯石になります。
この歯石に色が付着することで、歯が黄ばんで見えるようになるのです。
歯の黄ばみ対策をしている人は6割弱
では、実際に黄ばみ対策をしている人はどのくらいいるのでしょうか。
成人男女200人に対し、「歯の黄ばみ対策をしていますか?」というアンケートを実施しました。
アンケートの結果は以下の通りです。
6割弱の人が、何かしらの歯の黄ばみ対策をしているという結果となりました。
この結果から、歯の黄ばみケアに取り組んでいる人は比較的多いということが分かります。
歯の黄ばみ対策でしているセルフケアとは?
では、歯の黄ばみに対して、具体的にどのようなセルフケアが行われているのでしょうか。
先ほどのアンケートで「はい」と回答した115人に、「歯の黄ばみ対策で行っているセルフケアはありますか?」という質問を実施しました。
アンケートに寄せられた回答は以下の通りです。
もっとも多く寄せられたのは、「黄ばみ対策用の歯磨き粉を使用している」という回答でした。
黄ばみ対策に特化した歯磨き粉を使用すれば、ある程度の着色汚れは落とせるでしょう。
しかし、日本で売られている歯磨き粉製品には、基本的に歯を漂白する成分は含まれていません。
そのため、あくまで歯の表面についた着色汚れを落とすのみになってしまうでしょう。
また、「マウスウォッシュや市販のホワイトニング製品を使用している」という回答もありましたが、いずれのセルフケアにも限界があると言わざるを得ません。
しっかりと歯を白くしたい場合は、歯科医院でしっかりと対策をする必要があるでしょう。
歯科医院で黄ばみ対策をしている人は3割弱
セルフケアに限界を感じた場合や、より確実に歯を白くしたい場合は、歯科医院で黄ばみ対策をするべきです。
では、歯科医院での黄ばみ対策を経験したことがあるという人は、どの程度いるのでしょうか。
アンケートによると、3割程度の人が歯科医院で黄ばみ対策をしたことがある、ということが分かりました。
歯科医院では、より効果的な黄ばみ対策をすることができます。
最後に、歯科医院ではどのような施術が行われているのかを紹介します。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングとは、歯科医の指導のもと自宅で黄ばみとりをする方法です。
歯科医院に一度行ってマウスピースを作成すれば、後は自宅で黄ばみ対策ができます。
頻繁に歯科医院に足を運ぶ必要がないので、忙しい人には最適な方法といえるでしょう。
しかし、「効果を実感できるまでには時間がかかる」「三日坊主になりやすい」というデメリットもあるので注意が必要です。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは、歯科医院で行う歯の黄ばみとりです。
濃度が高い薬剤を使用するため、非常に即効性があります。
ただし、「費用が高額(1回2〜5万円程度)」「歯の白さが長持ちしにくい」というデメリットもあります。
また、虫歯や歯周病などがあると施術できない場合があるので、歯を健康に保っておく必要があるでしょう。
デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングとは、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを併用して行う方法です。
効果を実感しやすく、歯の白さを長く持続させることができます。
確実に歯を白くしたい人は、デュアルホワイトニングを選択するといいでしょう。
歯の黄ばみとりをして綺麗な白い歯を目指そう!
歯の黄ばみは、見た目の印象を大きく左右します。
歯が黄ばんでいるだけで清潔感が損なわれ、第一印象が悪くなってしまうかもしれません。
そのため、歯の黄ばみをとり、綺麗な白い歯を作り上げることには大きな意義があります。
まずは、自宅でのセルフケアで、なるべく歯が黄ばまないように対策をしておきましょう。
その上で歯科医院でホワイトニングを行い、綺麗な白い歯を保つようにすることが大切です。
【調査概要】
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