歯周ポケットって気にしてる?歯の健康に関する意識をアンケート調査!

歯の健康を保つ上で、歯周ポケットは非常に重要な要素です。

では、一体どれほどの人が歯周ポケットを意識してお口のケアをしているのでしょうか。

そこで今回は、成人男女200人を対象に実施した「歯周ポケット」に関するアンケートの調査結果をもとに、歯周ポケットに対する世間の意識について詳しく解説します。

歯周ポケットとは

歯周ポケットとは、歯と歯茎の境目にある溝のことを指します。

健康な歯茎の場合、この溝の深さは通常1〜3mm程度とされています。

この溝にプラーク(歯垢)が溜まり始めると、プラークに潜む細菌が炎症を引き起こし、歯周ポケットが深くなってしまうのです。

更に腫れが大きくなると、細菌が歯周組織(歯を支えている組織)に侵入し、歯周組織が破壊されて歯が抜け落ちてしまうこともあります。

歯周ポケットが4mm以上ある場合は、歯周病に対する注意を払う必要があるといえるでしょう。

 

歯周ポケットについての意識についてアンケート調査

今回は、成人男女200名を対象に、歯周ポケットに関するアンケート調査を行いました。

世の中の人が普段、歯の健康についてどのように考えているのか見ていきましょう。

 

歯周ポケットを知っている人は9割以上

調査の結果、なんと9割以上の人が「歯周ポケット」という言葉を知っていることが分かりました。

多くの人が歯周ポケットの存在を認識していて、歯の健康に対して高い意識を持っていることがうかがえます。

 

約3割の人が歯周ポケットが深いと指摘されたことがある

歯周ポケットを知っていると答えた188人を対象に、「歯科医院で歯周ポケットが深いと指摘されたことはありますか?」というアンケートをとった結果、約3割の人が「はい」と答えました。

歯科医院で歯周ポケットが深いと指摘されたことがある人は、決して少なくないということが分かります。

一般的に、歯周ポケットの深さが4mm以上である場合は歯周病であると判断され、歯科医院での治療が必要となります。

自分の歯周ポケットの深さが気になる場合は歯科医院で健診を受けてみましょう。

 

歯周ポケットが深くなると出る症状

歯周ポケットが深いと指摘された65人に、どのような自覚症状があったかを複数回答で尋ねました。

寄せられた回答がこちらです。

最も多かったのは「歯茎からの出血」で、約9割の人が経験していることが分かります。

次いで、「歯茎の腫れや赤み」「歯茎が下がったように感じる」という回答が目立ちました。

また、「歯と歯の間に食べ物が挟まりやすい」「口臭が気になる」といった症状も、歯周ポケットが深くなり、細菌が繁殖している環境では起こりやすい症状といえます。

そして、さらに進行すると「歯がグラグラする」といった症状が現れることもあります。

一方で、「特に自覚症状はなかった」と答えた人もいることから、症状がないからといって決して安心できないことが分かるでしょう。

 

歯周ポケットの予防や改善に効果的な対処法

歯周ポケットの健康を守るためには、どのようなケアが必要なのでしょうか?

歯周ポケットを知っていると答えた188人に、普段行っているケアについて尋ねてみました。

約7割の人が「歯周ポケットのケアをしている」と回答しました。

歯の健康に対する意識の高さが分かりますね。

では、具体的にどのようなケアを行っているのでしょうか。

ケアをしていると答えた130人に、その内容を複数回答で尋ねました。

毎日の丁寧な歯磨き」が最も多く、次いで「フロスや歯間ブラシの使用」が続きました。

歯ブラシだけでは、歯周ポケットの奥深くの汚れは十分に除去できないので、フロスや歯間ブラシ、マウスウォッシュなどを併用することが大切です。

こうしたセルフケアを徹底すれば、歯周病の進行リスクを低くすることができます。

しかし、どうしてもセルフケアだけでは不十分になってしまうこともあるでしょう。

お口の健康を保ちたいのであれば、定期的に歯医者に通い、歯科検診やクリーニングをしてもらうようにしてください。

 

歯の健康には歯周ポケットのケアが大切!

今回のアンケート調査から、多くの人が「歯周ポケット」という言葉の意味や、その重要性を理解していることが分かりました。

しかし同時に、約3割の人が歯周ポケットが深いと指摘された経験があること、そして自覚症状がないまま歯周病が進行しているケースが少なくないことも分かりました。

歯周ポケットの健康は、歯の健康を保つ上で非常に大きい意味を持っています。

毎日の丁寧な歯磨きや歯間ブラシなどを使ったセルフケアを欠かさないようにしましょう。

その上で、定期的に歯科医院で検診やクリーニングを受け、プロの目でチェックしてもらうことも大切です。

大切なご自身の歯の健康を長く維持するために、最善の方法を見つけられるように努めましょう。

【調査概要】

  • 調査方法:インターネットアンケート
  • 調査対象:20歳以上の男女
  • アンケート母数:男女200名
  • 実施日:2025年6月5日
  • 調査実施主体:お口プラス(https://okuchiplus.jp/
  • 調査会社:一般社団法人お口プラス

 

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