「歯間ブラシは使った方がいいの?」「歯間ブラシの正しい使い方って?」という疑問を持つ人は多いでしょう。
「歯間ブラシを使うべき」という情報もあれば、「歯間ブラシは使うべきではない」という情報もあるので、使うべきかどうか迷ってしまいますよね。
今回は、成人男女200人を対象に「歯間ブラシ」に関するアンケート調査を実施しました。
アンケート調査でわかった結果と、歯間ブラシの必要性、正しい使い方について解説します。
実際に歯間ブラシを使っている人の声も載せてあるので、併せてチェックしてみてください。
歯間ブラシを使う必要はある?
結論から言うと、オーラルケアのためには歯間ブラシを使うべきです。
歯ブラシだけでは歯と歯の間を十分に磨くことができず、プラークや食べかすが残ってしまいます。
プラークや食べかすは虫歯の原因になるので、歯間ブラシやデンタルフロスを使ってきっちりと取り除く必要があります。
健康な歯を保つためには、歯間ブラシやデンタルフロスをきちんと使うようにしましょう。
歯間ブラシとデンタルフロスの違い
歯間ブラシとデンタルフロスは、それぞれ違う特徴を持っている製品です。
そのため、歯間ブラシの使用が適している人もいれば、デンタルフロスの使用が適している人もいます。
歯と歯の間に若干のスペースがある人の場合は、歯間ブラシを使用しましょう。
歯間ブラシのヘッドは小さく柔らかいので、より広い範囲の清掃が可能です。
一方、歯と歯の隙間が非常に狭い人は、デンタルフロスが適しています。
フロスは細い糸状の素材でできており、狭い隙間にも簡単に挿入できるので、プラークや食べかすを効率的に除去することができるのです。
このように、自分の歯並びと照らし合わせてどちらを使うかを選んでください。
歯間ブラシやデンタルフロスを使っている人は約7割
では、歯間ブラシやデンタルフロスを使っている人は、一体どれぐらいいるのでしょうか。
お口プラスでは、成人男女200人に「普段、歯間ブラシやデンタルフロスを使用していますか?」というアンケートを取りました。
結果がこちらです。
歯間ブラシやデンタルフロスを使っている人は、およそ7割という結果になりました。
そして、オーラルケアのために必要であるにもかかわらず、3割の人は使っていないということがわかります。
歯ブラシだけでは十分に歯の汚れを除去することができないので、使っていない場合はきちんと使うようにしましょう。
歯間ブラシやデンタルフロスの効果とは
続けて、歯間ブラシやデンタルフロスを使っている人に「歯間ブラシやデンタルフロスを使用してどのような効果を実感しましたか?」というアンケートを取りました。
ここでは、寄せられた意見を紹介します。
口臭対策になる
- 夜に使用するが、朝の口臭が少しマシになった
- 歯に挟まった食べカスが取れて口臭を軽減できていると感じます
- 歯の間の汚れが無くなり、口臭改善になりました
歯間ブラシやデンタルフロスを効果的に使うと、口臭を減らすことができます。
歯の間に残ったプラークや食べかすが口臭の原因になることもあるので、口臭が気になる人は歯間ブラシやデンタルフロスを使うといいでしょう。
虫歯・歯周病予防
- 虫歯になる回数が減ったような気がします
歯医者に行ったときに、「キレイに掃除できてますね」と褒められることが増えました - フロスを使いはじめる前は歯間の虫歯が多かったけど、使いはじめてからは虫歯になっていない
- 虫歯になりにくくなって、歯科医院に通う頻度が低くなりました
- 歯茎から血が出る頻度が低くなった
歯間ブラシやデンタルフロスは、虫歯や歯周病予防にも役立ちます。
前述した通り、歯の間に残ったプラークや食べかすは、虫歯の原因になります。
そのため、歯間ブラシやデンタルフロスをきちんと使っている人ほど、虫歯になりにくいのです。
口がスッキリする
- 口の中がすっきりして飲み物を飲んだ際に気持ちいい
- 歯の隙間に挟まった歯垢が簡単に取れて爽快さを強く感じています
- 不快感の除去
歯間ブラシやデンタルフロスには、口臭や虫歯予防だけでなく、口の中をスッキリさせてくれる効果もあります。
歯の間に何か挟まっているような不快感がなくなったり、空気の通りが良くなったことの爽快感を感じていたりする人も多いです。
歯間ブラシやデンタルフロスを使う前と後では、口の中の感覚が変わってくることもあるでしょう。
歯間ブラシの正しい使い方
歯間ブラシには、真っ直ぐな形状のI字型と奥歯に使いやすいL字型があります。
歯並びや清掃のやりやすさに合わせて、適した方を選ぶようにしましょう。
ブラシの材質にはゴムとワイヤーがありますが、ワイヤータイプは、歯茎が弱っていたり間違った使い方をしたりすると、歯や歯ぐきを傷つける恐れがあります。
初心者の人や手先が不器用な人は、まずはゴムタイプから使ってみましょう。
歯間ブラシの使い方は、以下の手順になります。
- 歯間の三角スポット(歯茎付近の広いスペース)に、斜めからゆっくりとやさしく入れる。
- 歯間に沿わせながら、前後に2、3回動かす。
- 向きを動かしながら隣り合った歯それぞれに密着させ、歯垢や食べかすを取り除く。
強く磨いたり多く磨きすぎたりすると、歯や歯茎を傷つけてしまいます。
そのため、ゆっくりと丁寧に行うことが大事です。
歯間ブラシやデンタルフロスは毎日使うことで効果を実感しやすい
お口プラスでは、歯間ブラシやデンタルフロスを使っている人に対し、「歯間ブラシやデンタルフロスをどれくらいの頻度で使用していますか?」というアンケートを取りました。
結果は以下の通りです。
アンケートによると、1日に1回以上使用する人が6割以上を占めていることがわかります。
また、2〜3日に1回使うという人を含めると、8割を超えるという結果になります。
歯間ブラシやデンタルフロスは、高い頻度で使用すると効果を実感しやすいです。
できれば毎日、歯ブラシと併せて歯間ブラシやデンタルフロスを使うようにしましょう。
まとめ
適切なオーラルケアのためには、歯間ブラシは是非とも使うべきでしょう。
歯間ブラシやデンタルフロスは、歯ブラシだけでは取りきれない歯の汚れを、しっかりと取り除いてくれます。
できれば1日に1回は、歯間ブラシやデンタルフロスを使うようにしましょう。
ただし、間違った使い方をして歯や歯茎を傷つけてしまっては元も子もありません。
正しい使い方をきちんと押さえ、効果的に歯の健康を保つようにしてください。
【調査概要】
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